2012年4月30日月曜日

くまぷーの海外ドラマblog クローザー


黒のエスカレードが40発もの銃弾を受け、乗っていた3人のうち2人が死亡した。
その手口と事件現場一帯がギャングの縄張りだったことから、ギャング同士の抗争と考えられ、運転していた大学生のウェズリー・タルマッジがギャングの一員だったのではないかと疑われる。特捜班が担当することになるが、ウェズリーがテイラーの知人の息子だったため、テイラーはブレンダに慎重な捜査を要請する。
そしてウェズリーの両親も、息子がギャングの一員であるなどとはありえないと主張する。
ギャングのメンバーを洗ったところ実行犯プーキーにたどり着くが、プーキーのいとこを対抗組織に殺された復讐だったのだという。そのプーキーのいとこの襲撃車両とエスカレードの特徴が一致し、被害車両の車内から襲撃の痕跡が発見されるが・・・

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この間「「LOST」は良い拷問、「24」は悪い拷問。米人権団体が発表」というeiga.comの記事を見て、なんだそりゃと思ったのだが、その記事で紹介されていた「2007 Excellence in Television Award(リンク先英語記事)」で「クローザー」もノミネートされていたのだった。
その該当記事を見ると、他にノミネートされている「LOST」や「ザ・シールド」「ボストン・リーガル」「クリミナルマインド」はそれぞれエピソードのノミネートなのだが、なぜか「クローザー」だけはブレンダというキャラクターがノミネートされていたようだ。
記事の中にそれぞれノミネート対象になっているシーンの動画がリンクされているのだが、ブレンダの場合例として挙げられているのが、今回のギャング少年二人を尋問しているシーンなのだ。
今回のような、味方同士二人を分けて不安を与えることによって、仲間割れを起こさせ供述を引き出すというやり方は、前に「FBI〜失踪者を追え」でもやっていたし、そんなに目新しい手法でもない。でもブレンダの今回のやり方はかなりイケズのきわみだと思った。

二人の少年だけじゃなくて、マーカスへの尋問もかなり緊迫していて、「名前を言うのよ!」と追い詰められ、小刻みに震えているマーカスがほんとにおびえているようでかわいそうになってしまった。母親への罪の告白を「自分で伝えなさい」というから、一瞬マーカスを母親に会わせてあげるのかと思ったのだが、情報を告白してしまった時点でもう彼は母親に会うこともできない状態に置かれてしまったのだな。
警察から一歩外に出たら組織の報復が待っているわけで、一生追われる身になるのだ。
そのリスクを背負わせてでも告白させるというブレンダの誘導のうまさ、まさにクローザーと呼ばれる職人芸がエピソードごとに磨かれていくようだ。

サンチェスは元々ギャングだったという過去でもあるのか、ウォールペイントのメッセージをすらすら読み取っていてスゴかった。
普段はオヤジたちにおいしいところを持っていかれ、若手のセクシー担当(違)としてはさびしい存在なのだが、今回はブレンダ仕込みの尋問術まで披露して、大活躍。
頑張れサンチェス、ガブちゃんに負けるな!

・・・とはいえ、ガブちゃんは「負けてもいいから替わりたい」という気持ちかもしれない。
ブレンダよりコワイママの尋問に、お目目まん丸でたじたじになっているガブちゃんは心底かわいそうだった。「あー彼がフリッツ捜査官ですか!」ってバレバレだし。
ママもクローザーの才能大ありかもしれない。

結局バレちゃってお叱りなしなので、フリッツとブレンダはママ公認になったわけだ。
フリッツよかったじゃないか。デートの最中ママと置き去りにされても、寝泊りしていた車がオカマほられても、いつも最後に勝利を手にするのはフリッツ・・・でもないか。
バレたと分かった時の、小娘のようなブレンダの照れた表情がかわいいこと。ママにめがねを借りるってことは、彼女は老眼鏡ユーザー?なんだよね??
そんな年の娘なのに恋人宣言もできないなんて・・・
まーそれでも、フリッツにはまだまだ超えなければいけないボスキャラがいるわけで。
ブレンダのパパの登場は、どうやら第3シーズンまで待たなければいけないようだが・・・ちょっと、いやかなりのコワモテのようだ。
フリッツピーンチ!(わくわく)。

ところで来週・・・「コールドケース」のリリーの天敵の、「森」のジョージを演じていたJohn Billingsleyが出演するのを予告で見つけてしまった。
またあの不気味な存在感を見ることになるのか。
ブレンダとジョージの世紀の対決・・・コワイ・・・

【 脇俳優チェック 】

◆ウェズリーの母タルマッジ夫人 .... Vanessa Bell Calloway
「CSI:マイアミ3」8話「孤独な女」では、暴行事件の被害者マーカスの母役で登場していた。
「ボストンパブリック」第1シーズン後半で、何かと校長にクレームをつけていたマリーの母親ミシェル役を演じていた。しかし文句を言っているうちに校長と付き合うようになってしまい、マリーがショックを受けたため悩んで別れることに。
映画「クリムゾンタイド」でデンゼル・ワシントンの妻役。ティナ・ターナーの人生を描いた「ティナ」では、ティナを仏教カルトに引き入れた女友達ジャッキー役。
「星の王子ニューヨークへ行く」では、アキーム王子の当初決められていた婚約者イマニ役。イマニは従順で「おおせのままに」しか言えなかったため、アキームは失望し花嫁探しを始めるのだった。

◆ウェズリーの父タルマッジ氏 .... John Lafayette
「Dr.HOUSE」第2シーズン8話「診断ミス」では、チェイスの診療ミスで起こった訴訟に関して病院内部の審問委員会の委員長役。チェイスとハウスに処分を言い渡していた。
「CSI:マイアミ」第1シーズン3話「漂流 新月の闇」では、冒頭マイアミの海でサメを釣り上げた釣り人役で登場していた。
「ER」第13シーズン3話に登場予定。

◆ブレンダが尋問して白状させたエイトワンの少年 .... Kendre Berry
「ER」第11シーズン8話「重症患者」では、アビーを車で拉致して兄の銃創の手当てをさせようとした少年リトルC役を演じていた。
「Six Feet Under」の日本未放映分第5シーズンに登場予定。


中空どのハードの物語
フリンどころか、猫まで飼いならしていたブレンダ!ソファですっかりごろにゃんでしたよ・・・
その人心掌握術恐るべし。辞表大作戦だなんて、なんとも浪花節でしたね。
プロベンザの物まね「せんきゅぅ〜」と、新喜劇のようなベタなオチに冒頭から爆笑してしまったが、いやぁすっかりいいチームになっちまって。
フリンの飼いならされっぷりなんてかわいいくらいだ。「きれいな脚だ」だなんて・・・フリンたんたらもっと素直になれよ!

しかしポープの腹黒さが非常にさりげなく際立っていたような気がする。
ポープは「私が解決してやる」とか言いながら、決してブレンダのためには動いていない。もし彼がブレンダの件でまったく責任を問われない立場だったら、ブレンダのためには小指の先すら動かしたりはしないだろう。
ブレンダのほうでもそれがわかっているから、ポープの顔を立てて素直に頭を下げたりはしないわけで。今、一番信用ならないのはテイラーではなくポープだからなぁ。
でも、ポープのほうではブレンダが「信用できない」と思ってることは許さないというか、ブレンダを屈服させるためにはテイラーに飴を与えることも厭わない。
お咎めどころか昇進してしまったテイラーが、今後ブレンダにどれだけ毒となるか・・・それをポープは計算した上でやってるんだろうな、やっぱし。ああ、たちの悪いオヤジだこと・・・

ブレンダもなんであんなオヤジとかかわっちゃったかなぁというと、やはりファザコンのなせるわざだろうか。今回の犯人のアメリア父に対しても、ブレンダの感情移入がひしひしと伝わってきた。
娘のためなら手段を選ばない父親の姿に、「娘をいじめる悪いやつを殴りに行く」という自分のパパの姿をダブらせていたのだろう。最大の願いをかなえてあげるブレンダの優しさよ。
姿は見せないまでも、パパとの電話での会話を見ることができたが、パパにとってはブレンダは今でもティーンエイジャー扱いなのだな。甘えつつも萎縮してるちょっとバランスの悪い親子関係のようだが、今後先のシーズンでパパの姿を見ることはあるのだろうか?

ブレンダも単なるオヤジ萌えではなく、プロベンザには別に萌えないらしいし(それはないわ)。
プロベンザは一応気を使って、ブレンダには「ケツ」とか言えないところが実にかわゆい。
なんだかんだいっていろんな人に守られているブレンダ・・・・その最大のナイトはやはりフリッツということになるのだろうか?
チームの面子が辞表大作戦なら、フリッツはプロポーズ大作戦だし。でも親には紹介してもらえないというなかなか悲しいポジション。フリッツは次のシーズンには親公認の彼氏を目指して頑張ろうね・・・
いやほんと、悲しいほどの献身さ。たった一回誉められただけで、最大級の忠誠を誓ってしまうガブちゃんとどっちが悲しいだろうか。

第1話で出てきた、机の中のアルミホイルに包まれたブツ、あれは形状からするとフォンダンショコラ?ブレンダにとってとっておきのスイーツなのだろうか。
ロペス家でなにやらもらってきたり、机の上の袋物を食べたり、何かこのエピはストレス度合いが高かったようでブレンダの甘いものセーブが全然押さえがきいてない感じだった。おいしそうに食べるんだよなぁ。デジタル放送になったら、ああいうお菓子のメーカーとか紹介してくれるのかしら(しねーよ)。
それとずーっと出ていたが、WATのオヤジキッドのように全然目立たっていなかった取調室の音声担当のバズくんが、シーズンファイナルでやっと光を当ててもらえていた。
第3シーズンでやっと苗字がつけてもらえたらしいので、今後スペイン語以外にも特技を発揮してくれることだろう。

ところで秋から第2シーズンのLaLaTVでの放送は決定しているが、これまた15話と短い。
通常の「シリーズもの」というのは、アメリカの学校の学年と同じスケジュールで、秋に始まって夏の到来とともに終わるのだが、「クローザー」は再放送ばかりになる夏休みの部分の穴埋めミニシリーズで放送されてるので、6月に始まって10月に終わっている。だから短いのだが・・・
ちょうど本国では第3シーズンが6月に始まったところなので、またこれも短いシーズンなのだろう。ああ、日本での放送があっという間に追いついて、待たされるスケジュールになるのが見えるようだ。
どーせ吹き替えじゃないんだから、字幕ガツガツつけて1ヶ月遅れとかで放送しちゃえよ、とか鬼のようなことを考えたりする今日この頃。
・・・だめっすか、だめですよね。はぁ・・・秋が待ち遠しいな・・・

◆アメリアの母 .... Jenny Gago
「FBI〜失踪者を追え3」12話「模範囚の手紙」に、二名の脱獄者を出した刑務所所長役で登場していた。(その脱獄者のひとりはガブリエル役のCorey Reynoldsだった)
「アリーmyラブ」第3シーズン15話「第一容疑者」に、ネルがビリーに紹介した友達の神経科医リサ・ポンテル役で登場していた。ビリーの様子がおかしい事に気づいたネルが診察してもらうことを勧めたのだが、結果としてそれでビリーの脳腫瘍が発見されることになる。
「ザ・ホワイトハウス3」7話「思わぬ訪問者」では、サムが貧困層の計算式について説明を受けた行政管理予算局のバーニス・コレット役で登場。やり手の官僚の彼女にサムは圧倒される。
「LOST」第1シーズン21話「悲しみの記憶」にはサイードにテロ組織への潜入捜査を依頼する、CIAの捜査官コール役で出演。
「CIA:ザ・エージェンシー」の第1〜2シーズンに、アナヤ役で6エピソードに登場。

◆アメリアの父でピアニストのアロンゾ .... Tony Plana
オフィシャルサイトあり。70年代から舞台、映画、テレビと幅広く活躍してきたベテラン俳優。ラテンアメリカ系俳優の劇団「イーストLAクラシックシアター」の創設者であるなど、ラテン系アメリカ人俳優の重鎮的存在。
「CSI:5」12話「裏切り者に蛇の祈りを」では、ラテンの呪術師エリンディオ・サバタ役を演じていた。
「アリーmyラブ」第2シーズン8話「罪作りな視線」では、リンの泥レスクラブが風紀を乱すと訴えられた裁判の判事役。「名探偵Mr.モンク」14話「空からの水死体」には、モンクがメキシコの事件を解決しに現地に赴いたとき、メキシコでの担当刑事アラメイダ警部役で登場。
「ザ・ホワイトハウス2」13〜14話(「ファーストレディの憂鬱」と「麻薬戦争」)でミッキー・トループ国務副長官役で登場。一般教書演説のレセプションからレオに「旧友に会って欲しい」という暗号で呼び出され、コロンビアで捕虜になった麻薬捜査官の救出作戦についてシチュエーションルームで話し合うという役回り。
ワールドカップイヤーで公開されたサッカー映画「GOAL!」では、主人公サンティアゴの父親ハーマン役で出演している。
「24 ?」では、テロ組織のリーダー格オマール役を演じていた。他にドラマは「マイアミバイス」「ER」映画は「愛と青春の旅立ち」「サボテン・ブラザース」など。
最近ではテレノベラ「ベティ〜愛と裏切りの秘書室」のアメリカリメイク版「Ugly Betty」(日本未放映)で、ベティの父親役でレギュラー出演しているらしい。


劇シェークスピアは公開しませんでした

◆ロペスのピアノの弟子デニス .... Jamie Elman
「CSI:NY2」1話「灼熱の街」では、ビルのぼりのクモ男落下事件から派生した、株のトレーダーのディラード殺害事件で、被害者の元妻コニーに頼まれて、殺害に手を染めた青年アダム・ソレンセン役を演じていた。
「FBI〜失踪者を追え2」6話「迷える子どもたち」では失踪した少年イーサンの親友アレックス役で登場。愛し気遣ってくれる家族がいないために屈折し、自宅で学校の仲間を招いて乱交パーティを行っていた。親友のイーサンが離れていくのを恐れ、彼を密かに罠にはめたことから深刻な悲劇を呼んでしまう。
60年代のフィラデルフィアを舞台にしたNBCの音楽コメディドラマ「American Dreams」に全シーズンを通してサブレギュラー出演して人気が出た。映画では「ニュースの天才」など。

◆プルーイットの隣人 .... Dakin Matthews
「デスパレートな妻たち」では第1〜3シーズンで散発的にサイクス牧師役で登場。ヴァンデカンプ家の通っている宗派の教会の牧師さんで、アンドリューがゲイだとわかってまっとうな道に引き戻すためにブリーが自宅の食事に招待したり、レックスの葬儀を執り行う場面で登場。
「ザ・ホワイトハウス」13話「密告者」でレオの旧友サイモン・ブライー役で出演。バートレットはブライーを信用できないと言うが、レオは長年の友情を信じて会い、しかしブライーがレオの薬物問題を踏み台にして売名行為を行おうとしていたことを知るのだった。
「アリーmyラブ4」6話「クリスマスの秘密」では、ローカル局WKGBの経営者スターク役。局のキャスターが「サンタクロースはいない」とニュース番組で発言してしまったために反アメリカ的だとしてキャスターを解雇し訴えられた。ジョンとリンがキャスター側を弁護するが、スターク側は子供たちが傷ついたとして自分の孫ジェイコブを証言台に立たせ、したたかに勝訴してしまう。
「HOUSE」第1シーズン5話では、ハウスにたばこを処方されてしまうサンタクロースの役で登場していた。「HUFF」では第1シーズン9話に登場予定。
「チャイルドプレイ3」「ビーン」など映画にも出演しているが、主にテレビでの活動が多い。他には「ザ・プラクティス」のアルドリッチ判事役で4エピソードほど出演など、多数のゲスト出演作がある。
「ミディアム3」20話に登場予定。

◆被害者プルーイットの妻アメリア .... Mayte Garcia
オフィシャルサイトあり。
「NIP/TUCK」第2シーズン2話「クリスチャン・トロイ」では、クリスチャンと濃厚なラブシーンを展開するが、あまりに激しすぎてクリスチャンの鼻の骨折の原因になってしまうモデル役で登場している。
1996年に、かのプリンスと結婚して一児をもうけるが、頭骨形成と呼吸に障害があったため生後わずか1週間で死亡。結婚自体も3年で破局。その後2002年にTommy Leeと婚約している。

◆プルーイットの愛人のサンディ・デコート .... Alanna Ubach
オフィシャルサイトあり。「キューティ・ブロンド」の1と2で、リーズ・ウィザースプーン演じるエルのLA時代の親友セレナ役を演じている。1のほうでは法科での意地悪に悩むエルに「婚約しちゃった〜キャ〜!」と大はしゃぎ。
「天使にラブソングを2」では生徒マリア役。「メリーさんの羊」を知らなくてみんなにからかわれる少女だ。
ドラマでは「CSI:NY」第1シーズン18話と21話に銃弾分析のラボの女性技官Constance Briell役で登場していた。
「サンフランシスコの空の下」第2シーズンでウィルの恋人ジーナ役で登場。おしゃべりで無神経なジーナのためにベイリーとサラは辟易。友情にひびが入りかかってしまう。他に「シカゴ・ホープ」「ザ・ホワイトハウス」などにゲスト出演がある。
「Dr.HOUSE」第2シーズン6話に登場予定。

◆庭師 .... Joseph Bertot
ブレンダの質問に「イエース」だけ答えていたほうの庭師。
「FBI〜失踪者を追え2」2話「」で、Hector Elizondo演じる失踪したヘンリー神父の回想シーンの中で、若きヘンリー役で登場していた。

「死体は必要ない」と言ったのは、あれはマイアミのホレイショだったが・・・
やっぱり死体要るよホレイショ!
こういう事件があるんだなー。もし歯科医がちゃんと検死データを検証していたらとか、途中でいくつも止められるチャンスはあったはずなのに。全員がクローリック立件しか頭になかったために、「被害者が二度死ぬ」という事態になってしまったわけだ。

クローリックは野に放たれてしまった。「聞いた話」で自分の手口を語っている時の、彼の恍惚がにじみ出ていた異常さにぞっとしてしまった。
この先きっとクローリックはブレンダの元に返ってくるのではないだろうか。来ないわけがないと思う。再び誰かに燃焼促進剤のテキーラを飲ませて手足を切り落とさずには居られなくなる日が来るのだ。そして釈放の慢心から、きっと証拠を残すだろう・・・って、これはベガスの主任からの受け売りか。
このエピ、CSIのベガス、NYと見た後でこれを録画で見て・・・3人異常者を見た、って感じでなかなかおなかいっぱいだった・・・

フリンはこのままテイラーの元で邪魔オヤジとして生きていくのかと思いきや、とうとうブレンダは彼まで手なずけてしまった。さすがだ・・・
自分と同質の仲間だけど信じてくれない上司より、気が合わなくても自分を信じて評価してくれる上司のほうがまだ仕事がしやすいのだということか。テイラーだって真面目な仕事人間じゃあるのだけど、目的のためには真相を曲げてもかまわんという方向に進んでしまったがゆえに人間関係歪んでるし。
そのうちテイラーまで手なずけて、ポープの立場がなくなったらどうする?・・・さすがにないか、それは。

フリッツ・・・毎週毎週同じツッコミもどうかと思うが、
ほんっっっとに、暇なのか?暇なのね?
市警に転属して正式にブレンダの部下、いや専属下僕二号(一号はガブちゃんがすでにいるので)になってはどうだろうかと思うほどだ。ご褒美のちゅーもそこそこに、さくっと仕事の話に移られてしまう時の「俺って一体」っていう表情が毎度いい味出してるとはいえ、そろそろ反撃してみてはどうだろうか。
いや、どの道彼女の近くに居続けるには、「彼女のコントロール下」であることが必須なわけで、逆らったら傍にはいられない・・・男の沽券と愛とを天秤にかけて今のスタンスを選んでるのかもしれないけど。
フリッツでいるのも楽じゃない、ってことですか。

笑ったのは、イーストン医師が逃げようとしたのをフリンとガブちゃんで追いかけたところで、プロベンザがはぁ〜やれやれと休憩して、後からよっこらしょと出て行ってちゃっかり手錠をかけてたところ。
この爺さんほんとに食えない・・・彼はいいポジションゲットしましたね。フリンはカッカきてイーストンと取っ組み合いになっててガブちゃんがひとりでわりをくってるあたり、それぞれのキャラがうまく出ていて爆笑してしまった。ガブちゃんは損な人生に見えるが「FBI〜失踪者を追え」では脱獄囚だったことを思えば、こっちの人生はまだしもラッキーだぞーと(混ぜるな危険)。

さて、次回はとうとうシーズンファイナル。次があると決まってると割と気楽ではあるけれど、それでも寂しいなぁ・・・
すっかりはまってしまったので、DVDが出るなどして多くの人に知って欲しい気持ちだ。
あぁ、秋が待ち遠しい・・・

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妙に何を意味している

◆釈放された連続殺人犯クローリック .... Jason O'Mara
「CIA:ザ・エージェンシー」ではA.B.スタイルズ役。元海兵隊員だったがCIAに入って緊急対策チームのリーダーに抜擢される。
「CSI:マイアミ2」11話「造られた女」では、患者殺害の容疑をかけられた美容整形クリニックの院長キース・ウィンターズ役を演じていた。結局犯人ではなかったものの、アリバイのごまかしや人間関係のどろどろさは「NIP/TUCK」さながら。
もともとイギリスで活動していたが、アメリカでのデビューは「バンドオブブラザース」でのトーマス・ミーハン中尉役。
私生活では、「CIA:ザ・エージェンシー」で共演したテリ役のPaige Turcoと、役そのままに接近して結婚、一児をもうけている。

◆精神科医のイーストン ....  Jefferson Mays
2004年のトニー賞に「I Am My Own Wife」で主演男優賞を獲得。この作品はひとり芝居で、わずかな小道具だけでひとり40役!を演じ分けるという壮絶なお芝居だそうだ。
ジュード・ロウ主演でリメイクされた「アルフィー」では「専門医」のミランダ・カルプ役を演じている。

◆女性検事パウエル .... Lorraine Toussaint
次回シーズンファイナルにも登場予定。「CSI:7」に3エピ登場しているのだが、ラボか何かだろうか?
「女検死医ジョーダン」には第2シーズンに6エピ出演している。(というか、1stしか放送してないはずのFOX LifeHDのジョーダンのトップ画像に、2ndしか出ていない彼女が出てる写真が使われてる不思議という)

◆被害者リサの(元)夫ロイ・バーンズ .... Tim Griffin
「グレイズアナトミー」のジョージの兄ロニー・オマリー役で登場。初登場は第2シーズン9話「感謝祭の夜に…」で、オマリー家の男らしい慣習になじめないジョージを無理やり狩りに連れ出してからかっていた。第3シーズンはもっとたくさん登場してくるようなのでジョージの受難がしのばれる。
「ER」では現在放送中の第12シーズンの21、22話に登場予定。

◆法医歯科医グレイドン .... Larry Cedar
オフィシャルサイトあり。
役によってまったく違った人物を演じ分ける引き出しの多い性格俳優として、舞台、テレビ、映画と幅広く活躍し多くの作品に出演している。
彼の出演作でよく知られているものは、映画版「トワイライトゾーン」の飛行機の羽の上のモンスター役ではないだろうか。他には「コンスタンティン」「DEADWOOD」など。
「FBI〜失踪者を追え4」9話に登場予定。

FBIの介入に、立ち向かうプロベンザが大げさに倒れてシミュレーション、駆け寄るメンバー、食ってかかるブレンダ・・・
なんでしょう、このチームワーク。
いつの間にこんなにツーカーなチーム編成になっていたのだ?いやぁ、フリンの離脱が大きかったということか。ポープオヤジもこのところおとなしかったし。
・・・とか思ったら。フリッツ爆弾が投入されるとは・・・
フリッツはギャング関係の捜査官だったのか。それなのに毎度毎度暇そうで。でもってこんないやがらせのために投入されるとは、やはり暇なんだな?

フリッツをFBIから送り込ませたのって、絶対ポープの入れ知恵だよなぁ。
テイラーにねじこまれて、あの後ポープはFBIに詫び入れたわけで・・・その時にブレンダに仕返しする方法をジャクソンに耳打ちしたのに違いない。
まったく食えないおやじだ。
ポープは一体何がしたいのかなー。失敗してブレンダが泣けば、自分に泣きついてきて慰めてあげるとか、そんな古典的なことを考えてるとか?オヤジのジェラシーは見苦しいにもほどがある。

むしろポープは、今自分はブレンダにとってガブちゃん以下のポジションであることを自覚すべきではないだろうか。
ガブちゃんの気配りといったら・・・ブレンダにサングラス買ってくるのに、デザイン違いで2種類買ってきてるのだ!すごい、すごいよガブちゃん。そこまで気が利いてるマメ男くんなのだから、ブレンダが簡単に手放すわけがないのであり・・・
素直に「ありがとう」と言えないブレンダが、取調室のカメラを通してガブちゃんに伝えた感謝の気持ち。ガブちゃんはきっとこれから、今まで以上にブレンダに尽くしてこき使われることだろう。フリンやテイラーごときに揺らがされることなく、これからもナイスコンビぶりで楽しませてほしい。
フリッツとはベクトルの違う心のつながりが、あの二人にはできているって感じがする。

思えば、ブレンダの落としのテクニックを毎回見てるはずなんだけど、今回はまた特別えげつないというか、いやらしい落とし方していたような。
「あなたのためよ」とかばうふりをしながら、徐々に落とし穴に誘導して、地雷の上でステップを踏ませるという。境遇に同情している気持ちをこらえて、殺人を憎む気持ちを優先し、結局自分が彼女を最悪においこんでしまったことに気付いて沈んでいくブレンダの姿はかなり痛々しかった。
ああいう姿を見てしまうと、ブレンダに好きなだけスィーツを食べさせてあげたいなーと思う。タオの入れた特製コーヒーを添えてね。

さて、残り2話・・・
いやな予感というのは的中するもので、土曜9時半枠の次のドラマは「The Office」。
・・・あれはWOWOW放送時に肌に合わなくて・・・つーか、なんでLaLaが「The Office」?全然女性向けじゃないと思うんですが。方向転換はかってるとか?
うーん、とりあえず早い時期に2ndシーズンの放送を祈りたいものだ。

【 脇俳優チェック 】

◆FBIのジャクソン捜査官 .... Jack Conley
「バフィー〜恋する十字架」のスピンオフ「エンジェル」で、Sahjhanという悪魔でサブレギュラー。映像を見ると、・・・ホラーですね。
「FBI〜失踪者を追え2」11話「カメラマンの夢」では、環境保護団体プラネットレスキューの監視を担当しているFBI捜査官のカーター役を演じていた。失踪者にプラネットレスキューがかかわった事件だったために、ジャックはあまり望まないながらもほかの部署との相互に情報提供を余儀なくされる。
「CSI:4」10話「歪んだ果実」では、少女アシュリーにそそのかされて殺人予行演習をしていた少年たちのひとりベニーが、自宅で経営しているスイカ農園のスイカを持ち込んで頭に見立てて殴っていた。そのベニーのこわーい父リツィオ役で登場していた。
「グレイズアナトミー3」3話、もうすぐ始まる「クリミナルマインド」では第1シーズン21話に登場予定。
他に「NYPDブルー」「ダークスカイ」5話など。

◆被害者モクタリの妻 ....  Marina Sirtis
オフィシャルサイトあり。
スタートレックシリーズでは、テレパシーを持つベタゾイド人と地球人のハーフで、カウンセラー的役割のディアナ・トロイ役を演じていた。今回ベールで隠していたので美醜もスタイルも全然わからなかったがゴツイ美人なんですね。

◆グラハム医師 .... Ivar Brogger
「BONES」第1シーズン12話「ヒーローの死」では、被害者であるウォーレンの継父。努力はしたものの、引きこもりからウォーレンを「外に出す」ことができなかった。
「インベイジョン」では、町の人々の信頼を勝ち得ている立場ながら、地球外生物に精神を支配されるスキャンロン神父役。
「CIA:ザ・エージェンシー」で、スパイ対策室のホランド役でサブレギュラー。


フリッツがいない!ポープもいない!
何か番外編を見ているような気分・・・

道がわからなくて、ナビが使いこなせなくて、縦列駐車ができないブレンダが、どうやってロスで生活してるのだろう。
ぶつけたのは、あれはパトカーだったかな?大丈夫だったんだろうか。

検事のイェーツが、いきなり家に押しかけてきて上着脱いだりしてるから「こ、ここにフリッツがきたら!」とかドキドキしてしまったのに。
あまりに接近戦が多くてハラハラしたが、イェーツがあまりに無能で天然ボケ入ってるので、「まぁこれは恋愛発展はないな」と最後には安心してみていられた気もする。
多分、仕事離れて付き合えばいい人なんだろうけどね・・・。うーん、フリッツも職場サイドでは似たようなことを言われてそうな気も。
ブレンダはフリッツには皿をためてるとことか見せないようにしてるし、イェーツとのイビツな友情がそのまま続いていったら、フリッツにとってはかなりの脅威だったかもしれないけど・・・次がないみたいだからひとまずフリッツひと安心、かな?

いやほんと、イェーツはブレンダの敵ではない。
アルバートの遺体がガチャーンと飛び込んできたとき、イェーツはただぽかーんとしてるだけで、その場でブレンダに場を乗っ取られて仕事をすっかり横取りされてしまうというお粗末さ。
逆にブレンダの事件乗っ取りの鮮やかさったら。
ぱぱぱぱっと指示を出して、センキュ〜センキュ〜でお手手ひらひら振って去っていくブレンダ、あっけにとられて残される人々、笑いをこらえるガブちゃん・・・
勝てないわー。

ところで、今回部下たちがちょっと新たな一面をのぞかせていた。
ダニエルズはオシャレするとキレイっすねぇ。最初誰だかわからなくて、新しいキャラが登場したのかと思ってしまったほどだ。(でも彼女、中の人は今年で41歳。見た目もっと若いのに)
まだダニエルズとブレンダの直接的なふれあいは見えないのだが、黙々と仕事をこなしてるのが好感度高い。今後どういうキャラに育っていくのだろうか。
サンチェスは・・・(マジな顔してると、「グレイズアナトミー」のアレックスかと)いやーモテモテですな(違)
普段ダニエルズにセクハラジョークを飛ばしまくるマッチョな彼が、ゲイにせまられてみんなから笑われるという。いつものバチが当たったのだな。
そしてプロペンザ。今まで一度も誤りを認めて謝罪したことがなかったのだろうか。刑事のプライドより真相を、という、彼もブレンダにいい方向で影響されてきたような気がする。

いいチームになってきた・・・って思ってると、そこにポープの逆ねじが来るから油断できない。
ところで、第1シーズンって全部で13話なんですね。ありゃ、もうすぐ終わりか!早っ!
面白いドラマは終わるのもあっという間だなぁ。

(今週の脇チェックは、チェックのポイントが多すぎた&写真の見つからない俳優さんがいたので、↓この形式で。どっちが楽だったかなー。とほほ)

【 脇俳優チェック 】

◆検事のイェーツ .... Thomas Ian Griffith
今のところ今後の出演の予定はナシ。
ジョン・カーペンター監督の「ヴァンパイア・最期の聖戦」でヴァンパイアの役を演じているのが代表作らしく、その画像が非常に多い。
「ベスト・キッド3/最後の挑戦」では、ミヤギとダニエルに復讐をたくらむシルヴァー役を演じている。
「コールドケース4」11話に登場予定。

◆ダットン家お抱え弁護士のブルーム .... Stephen Tobolowsky
「CSI:マイアミ」の第1シーズンと第3シーズンに登場している州の検事補ハフマン。事件がこじれたり複雑化したりしてデイド郡からフロリダ州の扱いになると登場していた。
「デスパレートな妻たち2」22話「気がつけば独り」では、スーザンの家が(イーディによる)放火だと判明したので、保険金がすぐには下りないと言いにきた保険屋バド・ペンロッド役。
「シカゴホープ」「ザ・プラクティス」「あなたにムチュー」などなど多数のドラマのゲストで、しかもドクターや弁護士など頭脳労働者タイプの役で登場することが多い。
「メメント」ではレナードの手に彫られた「サミー・ジャンキスを忘れるな」のジャンキス役。前向性健忘症になったと訴えたがレナードが嘘と見破って保険金が下りなかった男だ。
「恋はデジャヴ」ではビル・マーレイの同級生ネッド役。繰り返される同じ日の中で必ず会う相手だ。「カントリー・ベアーズ」では、ハーレイ・ジョエル・オスメント演じる(声)ベアリーが実子(のつもりで)暮らしている人間の一家バリントン家のパパ役。その他多くの作品に出演している。

◆ダットン家のゲイの息子デブリン .... Rick Ravanello
「デスパレートな妻たち」第1シーズン17話「届かない言葉」では、イーディの家の再建築現場で働いていた、イーディが目をつけていたセクシーガイ?ビル役で登場していた。しかしタイヤを直してもらった関係でスーザンとデート。ところがスーザンはマイクの話を連発だし、怒ったイーディからビルは首にされるし、タイヤがまたパンクするしで、スーザンの負のパワーに巻き込まれて呆れるという役柄だった。
「FBI〜失踪者を追え」3話「目撃証言」では、失踪者エミリーの不倫相手ブラッド。ブラッドと対峙したエミリーの夫は、実は浮気ではなく本気の不倫だったと知りショックを受けるのだった。「CSI:4」4話「灼かれて眠れ」では溺死した女子大生が借りたボートの管理人。
他は「どこかでなにかがミステリー」#34「人魚のロマンス」で男性人魚ラル役など。

◆ダットン家の息子デニス ....  Douglas Sills
第2シーズンで再度登場するようなので、新たな事件によって元彼女殺害が再浮上とかかな?
ブロードウェイミュージカルで多く活動しており、「The Scarlet Pimpernel」でトニー賞にノミネートされたりしている。
ドラマでは「NUMBERS」第1シーズン5話「危険な高層ビル」で、違法建築の疑いのあるビルの設計者ヘイブリッジ役を演じていた。

◆ダットン家の娘ディアナ .... Katy Selverstone
「CSI:5」8話「第三の性」では、トランスジェンダーゲイカップルなラヴァル夫妻のために代理母で子供を産み、さらにナースとして育児にも参加していたアンバー役。
「CSI:マイアミ3」22話「闘いの火蓋」では、同窓会で再会したフットボールのヒーローと浮気してキスマークをつけたミシェル役で登場していた。あの時はもっとお色気ムンムンだったが。
「ドーソンズクリーク2」18話「最愛の人」で、ジョーイの家でケータリングをした結婚式の花嫁パムで登場していた。せっかくの結婚式なのに、アビーの事故が起こってしまったのだった。
他に「NYPDブルー」「NIP/TUCK」「となりのサインフェルド」などにゲスト出演、舞台やCMなど幅広く活動している。映画も「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」など。
「FBI〜失踪者を追え4」18話に登場予定。


◆アジア系の巡査 .... Samantha Quan
サンチェスと一緒にバーに潜入、おとり捜査をしかけて買春容疑でデブリンを逮捕した私服警官。
「CSI:NY」第1シーズン7話「雨のチャイナタウン」では、チャイナタウンの銀行の女性支配人ジョアン役で登場。彼女はわが子を人質にとられて強盗に協力させられていたのだった。
「ミディアム」第1シーズン14話「無罪と有罪」では、冤罪事件を再捜査させる活動をしている「正義の番人」の一員デボラ役で登場していた。
「名探偵モンク2」9話「容疑者はチンパンジー」でチンパンジーの調教師役。映画「10日間で男を上手にフル方法」ではケイト・ハドソンの友達ローリー役。
「コールドケース3」20話に登場予定。

◆ダットン家の殺害された後妻アンジェリーナ .... Mary Castro
実際の登場はないが、写真や絵などで描かれていた。
「CSI:NY」第1シーズン13話「タングルウッドボーイ」では、アジア系風俗店のマッサージ嬢で、ダニーが入っていった時目配せをする美女として登場していた。オフィシャルサイトあり。モデル出身のナイスバディを活かしてダンサーやストリッパーの役でのドラマ出演多数。「フレンズ 10」2話「ダブルデートは楽しい?」ではフランクの3つ子にバッグをいじられたセントラルパークの客で登場していた。
「CSI:マイアミ3」15話「猛獣の正体」では、再登場したホレイショの天敵で在米大使のバカ息子クラーヴォ・クルーズがランボルギーニにはべらせていたお色気美女として画面に華を添えていた。



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